皆春荘の歴史
kaishunsou HISTORY
皆春荘は、箱根登山鉄道・箱根板橋駅より北西へ徒歩10分に位置する神奈川県小田原市板橋の歴史的建造物です。
平成28年(2016年)小田原市の歴史的風致形成建造物に指定されました。
第23代内閣総理大臣の清浦奎吾(肥後出身)によって明治40年(1907年)に土地が購入され、清浦の別邸として
建てられたものです。
その後、大正3年(1914年)に山縣有朋令夫人「吉田さだ」(吉田貞子)の名義で南に隣接する古稀庵と総称される
山縣有朋の小田原別邸の別庵として編入されました。
山縣の小田原別邸は、古稀庵のほか、暁亭、皆春荘により営まれていましたが、当時の場所に残る建物は皆春荘が
唯一となっており、板橋地区の歴史的風致を構成する優れた意匠の数寄屋建築とされています。
当時、近隣には実業家で茶人の益田孝(鈍翁、掃雲台)や大倉喜八郎らが別邸(共寿亭)を構えており、
明治・大正から昭和前期にかけて、さまざまな政財界人や文化人がこの界隈を行き交い、歴代総理大臣をはじめ
日本の歴史に名を刻んだ数多くの人物が、ここ小田原へ頻繁に往来していました。
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